注文住宅の建築現場では、まず地縄確認を行いますが、以前はその前に地鎮祭という行事が行われていました。それが約30分ほどかかり、その後に地縄確認が行われるのです。地縄確認というのは、設計図の配置図に照らし合わせて、敷地内で実際の建物の大きさを確認する作業のことを言います。これをなぜ地縄確認というのかといえば、昔は地面にワラで作った縄を張って確認していたからなのです。でも今では縄は使わず、ビニールの紐を代用に使っている場合がほとんどのようです。地縄確認では建物の面積だけでなく、高さの基準点も決めていきます。これは建築基準法で定められた高さ制限を遵守するためです。

地縄確認のチェックポイントは3つある

地縄確認では次の3つのチェックポイントに注意して行わなければなりません。<境界線と建物の関係>ともすれば敷地と建物の配置ばかりに目がいきがちになりますが、建物と隣の敷地、それに道路までの距離と位置関係にも気を配る必要があります。<各種メーターや最終枡の位置>ガスや水道などの各種メーターの位置、それに電気の引き込み位置の確認も大事なポイントになります。これらに加えて汚水や雨水を下水管へ導くための最終枡(最終排水溝)も基地内に設置する必要がありますが、それが玄関先などに位置していないかどうかを確認します。<駐車場や門、塀などの位置>門や塀など、いわゆる外溝工事はつい後回しにしがちになるのですが、実は地縄確認ではこれが最も大事なポイントになります。なぜならこれをしっかり行っておかないと、工事がすべて終了した後で、まさか!というような事態になることがあるからです。例を挙げると、門扉が玄関ポーチの土間部分に当たって内側に開かない」とか、通路が狭くて自転車置き場まで地電車を運べない」などのことです。